タンス預金をしている人こそ鍵選びに気をつけよう

2000年頃に、ピッキングによる空き巣の被害件数がピークになったために、ニュースでも連日取り上げられるという時期がありました。それ以降、錠前に対する不安というものも、国民の間には相当広まったのではないでしょうか。従って、安全神話というものが崩れてしまっている今日においては、いつ何時空き巣や強盗の被害に遭うかも分からないというような状況となってきています。そうしたことからも、自分の家族や命・財産というものを守るためには、しっかりとした防犯対策というものも必要になってくるでしょうね。とくに、タンス預金をしている人こそ鍵選びに気をつけないといけないといえるのかもしれませんね。

例えば、ディスクシリンダー錠は、一番空き巣のピッキングという不正解錠には弱い鍵といわれています。従って、自分の家の玄関や勝手口の鍵がこのタイプの鍵の場合には、早速錠前を安全なものに取り替えるか、もしくは補助錠を取り付ける必要があるでしょうね。ちなみに、ディスクシリンダー錠の次にピッキングに弱いとされているのが、ピンシリンダー錠の刻み部分が少ない鍵になります。従って、近年建築される住宅の玄関扉には、ディンプルシリンダー錠やマグネットシリンダー錠が多く利用されています。

ところで、日本の住宅に取り付けられている錠前の70%ほどが美和ロックというメーカーの錠前なのだそうですね。ピッキング被害がマスコミで取り上げられるようになってから、錠前を取り替える人も相次いだようですが、古い家の場合には未だにピッキングに弱い錠前を使用しているようですね。そうしたことからも、まずは我が家の錠前のタイプを調べることから防犯対策をする必要があるといえるのでしょうね。